メンタルトレーナーとは、心理学をベースにしてクライアントの精神力(メンタル面)を向上させ、目的達成へと導くのが仕事です。このメンタルトレーナーというプロフェッショナルは、経営者やスポーツ選手をはじめ、緊張や不安を抱えながらも目標を達成したいと考えている人を心理学をベースに心と身体の面からサポートする仕事を担います。
コーチングやカウンセリング、栄養学など幅広い知識と技術を用いてその人に合ったサポートを提案し、心の安定をはかり、充実した人生を送るために必要な強い精神力を引き出すトレーニングの手伝いをします。
メンタルトレーナーと呼ばれる人は、大学や専門学校の心理学科、スクールのメンタルトレーナー養成講座などで習得できるメンタルトレーニングのスキルが必須となります。イメージトレーニングや身体へのアプローチ方法、感情のコントロールなど幅広い知識が必要とされます。
メンタルトレーナーは大学や専門学校、スクールの養成講座などで基礎から実践的な技術まで幅広く学んでおり、併せてコーチングを勉強したことがある人、元スポーツ選手、もしくはスポーツに携わりたい人など。心を支援するメンタルトレーナーとして相手との信頼関係を構築する必要があるため、高いコミュニケーション能力も求められる仕事です。
日本には、心理カウンセラーやメンタルトレーナーなどの心に関するスペシャリストの国家資格というのはありませんので、企業やNPO法人などの民間団体が各自で認定しているさまざまな資格が混在している状態です。メンタルトレーナーとして独り立ちするのは険しい道程と云えそうです。
ゴルフにおけるメンタルマネジメントとして、今回は「シンク・ボックス(Think Box)」と「プレイ・ボックス(Play Box)」というメンタルマネジメント方法をご紹介しましょう。
ゴルフでは、ティーショットに限らず、アプローチでもパッティングでも、アドレスに入ってから何かを考えることがあります。
「テークバックの高さはどれくらい……?」
「クラブはこれでいいかな……?」
「上手くいくだろうか……?」
アドレスに入ってからスイングを始めるまで、あなたは何秒かかっているでしょうか?短いからいいとか長いから悪いと単純に割り切れるものではありませんが、アドレスで悩んでいるとほとんど良い結果にはつながらないものです。
[シンク・ボックス(Think Box)とプレイ・ボックス(Play Box)]
女子プロゴルファーのアニカ・ソレンスタムのコーチを務めたピア・ニールソンは『シンク・ボックス』と『プレイ・ボックス』というメンタルマネジメント方法を提唱しています。
[シンク・ボックス(Think box)]
アドレスに入る前にまずボールの後ろから、自分のターゲットを確認します。このボールの後ろのスペースがシンク・ボックスです。このシンクボックスでは、距離、風、スイング、球筋などを「考える」スペースとします。
[プレイ・ボックス(Play Box)]
アドレスに入る動作も含めたスタンスをとるためのスペースです。このプレイ・ボックスに入った瞬間から、「考えること」をやめてショットに集中します。このように「考える」場所と「考えない」場所をショットに取り入れると悩まなくて済むようになるかも知れません。
今回はスポーツの中でも特にメンタルが重要な要素を占めるゴルフにおけるメンタルマネジメントを取り上げてみましょう。ゴルフではメンタルマネジメントを見に付ける事によって、ショット時の集中力をアップさせることが出来ます。
[メンタルマネジメント;ポジティブシンキング]
積極的に自分を褒めましょう。ナイスショットを打ったとき、課題だったヘッドアップをしなかった時、ロングパットを入れた時。声に出し、ガッツポーズをして、スコアカードに『グッジョブ!っ』という印をつけましょう。
『自分はできるんだ』と自信が蓄積され、未来のプレーに良い影響を与えてくれます。
[メンタルマネジメント;タイガーウッズの10秒ルール]
プロゴルファーのタイガーウッズはミスをした時、そのミスを10秒で忘れるようにしているそうです。不安な気持ちは次のプレーに悪い影響を及ぼします。ミスショットのイメージを残さないためのメンタルマネジメント術です。
[メンタルマネジメント;ターゲット意識]
ゴルフ上級者の多くは、ターゲットを意識しながら、アドレスに入ります。対してゴルフ初心者の多くは、目の前のボールを意識しながら、アドレスに入ってしまいます。
ターゲットを意識することで、ショットの方向、落とし場所、ショットの高さが明確になり、自然なスイングになり、結果として気持ちよいスイングをすることが出来ます。
セットアップした時、なんとなくしっくりこない。ターゲットが明確になっていないけど、ついつい「取りあえず」打ってしまう。
その結果、ほとんどは残念な結果になります。アドレスを解く勇気、ターゲットを決めてから打つ習慣が、スコアアップにつながります。
NLPを応用したメンタルマネジメントの方法の一つが「サークル・オブ・エクセレンス」だと前回ご紹介しました。NLP(神経言語プログラミング)のサークル・オブ・エクセレンスは、プレゼンやスピーチなど人前で話す場合に、大変有効なテクニックです。今回はメンタルマネジメントの方法であるサークル・オブ・エクセレンスの手順をまとめておきましょう。
(1.)自分が持っている能力やリソース(資源)を存分に発揮している状態を頭の中でイメージします。具体的に「こうなれたらいいな」という望ましい状態を想像します。この状態を、「エクセレントステート」と呼びます。
(2.)自分の目の前にサークルをイメージします。このサークルを、「エクセレンスサークル」と呼びます。
(3.)エクセレントステートをもう一度イメージして、目の前のエクセレンスサークルの中に入ります。
(4.)エクセレンスサークルの中で見えるビジョン、音、感覚などを感じます。
(5.)充分に体験したら、サークルの外に出て、一度感覚をリセットします。
(6.)再びサークルの中に入り、すぐにリソースフルな状態、エクセレントな状態になれたか確認します。
(7.)何度か「(5.)→(6.)」を繰り返し、体験を強化します。
(8.)サークルから出たあと、いつでもエクセレンスサークルが出し入れできるよう、特定の動作を決める。
つまり、サークル・オブ・エクセレンスは何度もイメージの中で成功体験を繰り返すことで、ポジティブな状態を機械的に創りだすことを目的とした行動です。様々な場面で応用が利く方法なので、是非ご自身でやってみてください。
メンタルマネジメントに関するお話しをしているのですが、メンタルマネジメントとは、メンタルトレーニングと同じ意味を持っていて、瞑想によって精神を統一することや故意に困難な状況を設定してトレーニングでそんな大事な場面であがってしまうことを防いだり、自信ややる気を高めたりすることに役立つものです。
人前に出るとあがってしまって話をすることが出来ない。
試合になると実力を出し切ることが出来ないといった人におススメなのがメンタルマネジメントの中でもNLPを応用したテクニック。
前回までいろいろとお話していきましたが、NLPを応用することでいろんな困難な場面を克服したり、無理だとおもわれていたダイエットなども成功させることができるのです。
そんなNLPを応用したメンタルマネジメントの1つの方法として以下のものがあります。
■サークル・オブ・エクセレンス
サークル・オブ・エクセレンスというのは、前回お話したアンカリングのテクニックを応用したもので、自分の思考のパフォーマンスを発揮している状態をいつでも呼び起こすことが出来るようにするテクニックの事を言います。
人前だとあがって話をすることが出来ない人でも、このテクニックを活用することで、最高の状態を呼び起こすことができ、人前に立ってっもあがることなく話をすることが出来るようになるのです。
これが、メンタルマネジメントの効果なのです!
このサークル・オブ・エクセレンスを活用したメンタルマネジメントの方法は次回、詳しくお話していこうと思っています。
メンタルマネジメントについてお話しています。
このメンタルマネジメントに用いているものは、NLPという本当に難しい心理学の1つである学問です。
難しいけれど、それをちゃんと理解し活用することができれば人生が一変することは確実なのです。
そんなNLPを教えているのがNLPの資格を持った人たち。
日本ではNLPビジネスコンサルティングを行っている芝健太氏が有名です。
若い時に大変苦労をして、なんとか業績を上げるために時間とお金をかけてNLPというものを取得したんです。
するとどうでしょう!
現在では2つの会社を経営する雇う側の人間になっているではないですか!!
NLPというものはなにも、スポーツ選手のメンタル面の強化のために誕生したものではないのです。
人とのコミュニケーションが苦手な人や、人前に出るとあがってしまって何も話せなくなる人や、ビジネススキルの向上はもちろん、禁煙やダイエットの達成といった夢や目標のサポートまでしてくれるものなのです。
もっといえば、使い方を一歩間違えると詐欺やナンパ師といったものにまで応用することができます。
しかし、そんな使い方をしないためにも、ちゃんとNLPを学んでおくことが必要なのです。
そして、メンタルマネジメントに用いるNLPは何もアンカリングだけではないのです!
他には、このアンカリングを応用したサークル・オブ・エクセレンやビジョンタイムラインなどがあります。
これらに関しては次回詳しくお話していこうと思います。
メンタルマネジメントの1つとしてNLPのアンカリンクについてお話しています。
前回は、アンカリンクはいつもしているポーズやジェスチャーでもなく、またユニークすぎないようなものを設定することが大切だというお話しをしました。
今回は、リソース・アンカリンクについてお話していこうと思います。
まず、リソースという言葉について理解しておく必要があると思いますが、NLPにおいて現在の状態からより望ましい状況へ向かうために使うあらゆる「手段」「モノ」のことをリソースといい、これはには、人間関係や自分の性格といったものも含まれるのです。
これは、NLPでカウンセリングを行うような人でもよく用いることだとは思うのですが、例えば試験やプレゼンテーションといったストレスが影響して自分の本来のパフォーマンスが下がるような状況を打破するためにこのリソース・アンカリングを用いることをおススメします。
その方法として以下のようなことが挙げられます。
1.リソースフルな状態を思い出す。
※リソースフルとは、望ましい状態に達していて非常に満足している状態のこと。
2.リソースフルな状態を観察する。
※「何が見えて、何が聞こえ、何を感じることができるのか?」
3.最も強い感情を感じる直前にアンカリングを行って感情がピークになった時点でアンカリンクを外す
4.1回ブレイクした時の気分をリセットする。
5.1~4を繰り返し、アンカーを強化する。
6.アンカリングの動作を行うことで、リソースフルな状態が起こるかテストする。
7.嫌な出来事を思い出した時に、良いアンカリングを呼び起こしてその状態をつぶすことができるか。
8.嫌な出来事にどのような変化が起こったか認識する。
このアンカリングはNLPのカウンセリングの中でもよく使用される大変重要で効果の高いテクニックとして有名なのです。
NLPでメンタルマネジメントを学ぶのであれば、「アンカリング」という言葉を知っておく必要があります。
できることならば、NLPセミナーでしっかりと学んだほうが、メンタルマネジメントを行うためにも有利に働くのですが・・・・
アンカリングというのは、人間の五感からの情報をキッカケにして、特定の感情や反応を引き出すための手順を作り出すことを言います。
たとえば、スポーツ選手が試合の前に行う習慣もアンカリングなのです。
力士の高見盛が顔を激しく叩く行為も、イチローがホームに立った時に行うポーズも全て最高のパフォーマンスを出すためのアンカリングといってもいいでしょう。
これは感情の体験が強ければ強いほど強力なアンカーがかかり、それを繰り返し行うことでアンカリングを設定することも可能なのです。
ここで言うアンカーというのは、人間の五感からの情報が引き金となり、特定の感情や反応を引き起こすことのことを言います。
では、このアンカリングを設定するためにはどのようにしたらいいのでしょうか?
それは、アンカーを行うタイミングが重要になります。
感情体験がピークに達する直前でアンカーを行うのです。
アンカリングは、視覚・聴覚・感覚を組み合わせて行うのです。
アンカリングとして行う動作にはユニークさがポイントになります。
いつもしているようなポーズやジェスチャーではなく、とはいえユニークすぎて人前では出来ないようなものではないものがいいでしょう!
たとえば、100m走の選手で世界新記録を樹立したウサイン・ボルトなどもスタート前やゴール直後に同じようなポーズをとることがありますが、これもアンカリングの1つといってもいいのではないでしょうか?!
メンタルマネジメントについてお話しています。
近頃、日本では人間関係に悩んでいる人が多く心の病気を患っている人の数が年々増加しているようです。
うつ病もさることながら、自殺件数も毎年増加傾向にあるようです。
そんな人のために、メンタルマネジメントというものをご紹介したいと思います。
近年、メンタルマネジメントで応用されているのがNLPなのです。
アメリカで3人のセラピストを分析して開発されたNLP。
もともとは心理療法という世界で広まったのですが、現在ではその驚異的な効果を得るためにトップビジネスシーンやスポーツ界で多く活用されるようになりました。
たとえば、アメリカのクリントン元大統領のスピーチはいろんな人を魅了して強いアメリカというものを演出してきました。
それも全てNLPを学ぶことで自分自身の演説に活かしていたからそこなしえたことなのです。
他にも、NLPを学んだアメリカのメンタルトレーナーのアンソニー・ロビンズが、当時低迷を続けていてたテニスプレイヤーのアンドレ・アガシ選手をコーチングした結果、世界ランク1位にまでのぼりつめさせたという有名な話があります。
このことから、メンタルマネジメント1つで自分の成果もかわっていくるということであり、そのためにはNLPをもっと学んでおく必要があるのではないかと考えます。
次回は、NLPを活用したメンタルマネジメントの1つである「アンカリング」についてお話していこうと思っています。
メンタルマネジメントが必要なのは何もスポーツ選手だけではありません。
企業に勤める人だったり、もっといえば人間そのものに必要なのがメンタルマネジメントなのではないでしょうか?
ここ近年、人間関係に悩みうつ病になる人が多いようです。
人間関係でコミュニケーションがうまくとれないことが原因で、鬱になってしまったりストレスを抱えている人が多いのが現状です。
だからこそ、現代の日本にはメンタルマネジメントが必要になってくるのではないでしょうか?
スポーツ界でも応用されているメンタルマネジメントの1つにNLPというものがあります。
今回はNLPとは?ということについてお話していきたいと思います。
NLPとは神経言語プログラミングの略で、1970年代にアメリカ・カルフォルニア大学に通うリチャード・パンドラーとジョン・グリンダーが心理学や言語学、サイバネティクス理論やシステム論を元に開発したものなのです。
また、この開発にはセラピーの分野で非常に有名だった催眠療法家の『ミルトン・エリクソン』 、ゲシュタルト・セラピーの『フリッツ・パールズ』 、家族療法家の『バージニア・サティア』の3人のセラピストを分析したとも言われています。
NLPはこの3人が使う言葉の使い方や非言語の使い方、無意識の活用の仕方について科学的に分析してまとめることで、誰でも簡単に実践で使えるようにしたのがこのNLPなのです。
現在でもかなりの効果を得ることができるためにいろんなビジネスシーンやスポーツ界の世界でも活用されていますが、そのことについてはまた次回お話したいと思います。