メンタルを鍛えるとは?

プロ野球の投手はメンタルが強くなけければつとまらないと云われます。
ピッチャーマウンドは孤独で、ピッチャー自身がボールを投げなければゲームが始まらない重要なポジションだからです。よく、『良いボールを持っているし球速も申し分ないのに、勝てないのはメンタルが弱いからだ』という発言を耳にすることがあります。

投げるボールは150km/h以上、スライダーは切れまくってバットにかすらせることも出来ないスゴイ投手がピンチの場面でストライクが投げられない、思い切って腕を振れないというケース。まさに勝負どころでいつもの実力を出せないのはメンタル面で問題がある場合が多いのです。

[メンタルマネジメント]
こういった場合、ピッチャーの内面では、『ストレートを投げたら、打たれるかもしれない』、『バッターはスライダーに的を絞っているかもしれない』と自問自答の末、中途半端なボールを投げてしまうということになってしまうのでしょう。

そこで必要になるのがメンタルコントロール、メンタルマネジメントと呼ばれるものです。

平常心を保ち、必要以上の警戒心に囚われることなく、実力を引き出すメンタルマネジメントです。メンタルを鍛えるといっても、負荷をかけたり、場数を踏むだけでなく、自分自身を俯瞰で見る視点を手に入れる、内なる自分とのコミュニケーション方法を確立するなどの方法があります。こうしたメンタルマネジメントに有効とされるのが、NLPトレーナーが主催するNLPセミナーでの学習内容なのです。

メンタルマネジメントとプレッシャー②

メンタルマネジメントについてお話しているのですが、今回は前回に引き続いてプレッシャーについてお話していこうと思います。

プレシャーを感じるのは、何もスポーツ選手に限ったことではありません。
仕事で初めてのお客さんと会う時や、発表会で自分の出番が来るのを待っているときでもプレッシャーを感じることがあります。
このようにあらゆる場面でプレッシャーは存在します。

スポーツ選手がメンタルマネジメントを学ぶ上で1番大切になるのが、ネガティブな発想を捨て去り、よりポジティブな発想を持つことができるかということがメインになります。
プレッシャーと無縁になるための方法としては、不安感からくるプレッシャーという思考パターンを崩すことから始めなければいけないのです。

プレッシャーと無縁になるためには、まず自分の脳を鍛える必要があります。
体を動かすのは筋肉ですが、その筋肉の動きは脳の指令によって動いているのはご存じだと思います。
ということは、いくら体力や技術を鍛え上げても、脳から発する指令がちゃんと伝わらないことには筋肉はもちろん体はうまく動くことがありません。

日本のお家芸と言われるスポーツの1つとして柔道がありますが、その柔道によく使われる言葉の1つには「心・技・体」があります。
これは、緊張や不安感に翻弄されることなく、いつも正確な司令が脳から伝わる状態を作ろうという意味にあります。
体力・技術力それに脳力のトレーニングが合えば練習の質も向上しますし、自分の気持ちをうまく調整するセルフコントロールの能力が高まることから、プレッシャーに負けないメンタルが完成するのではないでしょうか?

メンタルマネジメントとプレッシャー①

メンタルマネジメントについてお話しています。

スポーツ選手がなぜメンタルマネジメントを学ぶのかということ、やはり「プレッシャーに打ち勝つため」という答えが返ってくるのではないでしょうか?
いろんな試合で「よし!」と気合を入れて試合に出場してもどうしてか、いい結果を出すことが出来ない人が多いようです。
逆にいえば、黙々とプレーをこなして良い成果を出す選手もいます。
これはプレッシャーに弱い選手と強い選手の違いだと言えるでしょう。

では、このプレッシャーに対して弱い選手と強い選手の差というのはどこから生まれるかわかりますか?
メンタルマネジメントがうまく出来ない人やプレッシャーに弱い人が、勝負というときに自分の力を発揮することができない原因の1つに、頭の中で失敗場面を想像してしまうといことにあります。
「失敗したら・・」という気持ちが不安感を招き、結果として体に影響を与えてしまうそうです。

スポーツ選手だけに限ったことではないのですが、メンタルマネジメントを考えるのであれば、日頃から成功した場面だったり、失敗しても次のプレイのイメージを常に持つようにしておくことで、プレシャーに押しつぶされることはなくなります。

スポーツ選手の多くが抱える不安というものをまとめてみました!

・緊張する
・他の選手に迷惑をかけたくない
・自分の欠点やケガが気になる
・自分の技術にまったく自信が持てない
・焦る
・負けることを考えると怖い