ゴルフにおけるメンタルマネジメントとは?~その2

ゴルフにおけるメンタルマネジメントとして、今回は「シンク・ボックス(Think Box)」と「プレイ・ボックス(Play Box)」というメンタルマネジメント方法をご紹介しましょう。

ゴルフでは、ティーショットに限らず、アプローチでもパッティングでも、アドレスに入ってから何かを考えることがあります。
「テークバックの高さはどれくらい……?」
「クラブはこれでいいかな……?」
「上手くいくだろうか……?」

アドレスに入ってからスイングを始めるまで、あなたは何秒かかっているでしょうか?短いからいいとか長いから悪いと単純に割り切れるものではありませんが、アドレスで悩んでいるとほとんど良い結果にはつながらないものです。

[シンク・ボックス(Think Box)とプレイ・ボックス(Play Box)]
女子プロゴルファーのアニカ・ソレンスタムのコーチを務めたピア・ニールソンは『シンク・ボックス』と『プレイ・ボックス』というメンタルマネジメント方法を提唱しています。

[シンク・ボックス(Think box)]
アドレスに入る前にまずボールの後ろから、自分のターゲットを確認します。このボールの後ろのスペースがシンク・ボックスです。このシンクボックスでは、距離、風、スイング、球筋などを「考える」スペースとします。

[プレイ・ボックス(Play Box)]
アドレスに入る動作も含めたスタンスをとるためのスペースです。このプレイ・ボックスに入った瞬間から、「考えること」をやめてショットに集中します。このように「考える」場所と「考えない」場所をショットに取り入れると悩まなくて済むようになるかも知れません。