メンタルマネジメントとプレッシャー②

メンタルマネジメントについてお話しているのですが、今回は前回に引き続いてプレッシャーについてお話していこうと思います。

プレシャーを感じるのは、何もスポーツ選手に限ったことではありません。
仕事で初めてのお客さんと会う時や、発表会で自分の出番が来るのを待っているときでもプレッシャーを感じることがあります。
このようにあらゆる場面でプレッシャーは存在します。

スポーツ選手がメンタルマネジメントを学ぶ上で1番大切になるのが、ネガティブな発想を捨て去り、よりポジティブな発想を持つことができるかということがメインになります。
プレッシャーと無縁になるための方法としては、不安感からくるプレッシャーという思考パターンを崩すことから始めなければいけないのです。

プレッシャーと無縁になるためには、まず自分の脳を鍛える必要があります。
体を動かすのは筋肉ですが、その筋肉の動きは脳の指令によって動いているのはご存じだと思います。
ということは、いくら体力や技術を鍛え上げても、脳から発する指令がちゃんと伝わらないことには筋肉はもちろん体はうまく動くことがありません。

日本のお家芸と言われるスポーツの1つとして柔道がありますが、その柔道によく使われる言葉の1つには「心・技・体」があります。
これは、緊張や不安感に翻弄されることなく、いつも正確な司令が脳から伝わる状態を作ろうという意味にあります。
体力・技術力それに脳力のトレーニングが合えば練習の質も向上しますし、自分の気持ちをうまく調整するセルフコントロールの能力が高まることから、プレッシャーに負けないメンタルが完成するのではないでしょうか?